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かんたんな使い方

1. 走行開始前の準備

Info

ロガー本体の電源をONにしてから、測位可能なGPS衛星を探索するまでにしばらく時間がかかります。

また、GPS衛星を測位していない状態では、走行ログの記録を開始することはできません。

より正確な走行ログを記録するためにも、走行前に天空の開けた場所で、ロガー本体の電源をONにしておくことを強くお勧めします。

Info

本製品は、ホットスタート機能を搭載しています。

この機能により、ロガー本体の電源をOFFにしてから60分程度は、以前のGPS衛星の位置情報を利用することで、GPS衛星を測位するまでの時間を短縮することができます。

そのため、走行前から天空の開けた場所で、電源をONにしておくことにより、電源をON/OFFしても、GPS衛星を測位するまでの時間が短縮されるので、すぐに使用することができます。

1. 各機器の準備をします

  1. ロガー本体のGNSSコネクタに、GNSS受信機を接続します。

  2. GNSS受信機を、上面と下面に注意し、上面 (アンテナ面) が天空を向くように取り付けます。

    Warning

    防水には非対応のため、雨天時、屋外への設置はできません。

    室内のフロントガラスやリアガラス等に設置して使用してください。

2. ロガー本体の電源をONにします

  1. ロガー本体のUSB電源ケーブルを、モバイルバッテリー等の電源に接続し、電源をONにします。

    Note

    本製品には、電源スイッチはありません。

    ロガー本体のUSB電源ケーブルを、モバイルバッテリー等の電源に接続すると、電源がONになります。

    Note

    ロガー本体の電源がONになると、緑色LED が点灯します。

    Info

    安定動作のため、使用するモバイルバッテリーは、2A以上出力できるものを強くお勧めします。

  2. ロガー本体が起動するので、下図の「起動完了 (「READY!」表示)」の状態になるまでお待ちください。

    Note

    下図のように、画面に「NoGnssFix!」と表示されている場合は、測位可能なGPS衛星を探索しています。

    画面に「READY!」 と表示されるまでお待ちください。

    Note

    画面の表示が「NoGnssFix!」から「READY!」に変わらない場合は、以下をご確認ください。

    • GNSS受信機の上面 (アンテナ面) が、天空を向くように取り付けられているか。
    • GNSS受信機の取り付け場所が適切か。

    なお、ロガー本体の電源をONにしてから、測位可能なGPS衛星を探索するまでにしばらく時間がかかります。
    電源をONにした後、少し時間を置いてから確認してください。

    Warning

    • 画面に「ERROR!」と表示されていて、赤色LED が点滅している場合は、ロガー本体の電源をOFFにし、以下をご確認ください。

      • GNSS受信機が正しく接続されているか。
      • 走行ログの記録可能容量が不足していないか。

      以上を確認した後、ロガー本体の電源を再度ONにしてください。

    • 走行ログの記録可能容量については、ロガー本体の使用方法 を参照してください。

2. GPS衛星の測位状態の確認

GPSは特性上、天候や場所などの様々な条件によって測位精度が変化します。

より正確な走行ログを記録するためにも、走行ログの記録やラップタイムの計測を行う前に、GPS衛星の測位状態をご確認いただくことをお勧めします。

1. GPS衛星の測位状態を確認します

  1. 画面に「READY!」と表示されていることを確認します。

  2. 画面の「SAT」「EN」「LV」の数値を確認します。

    各項目について、以下の数値があると、比較的正確な走行ログを記録することができます。

    項目 参考値
    SAT 14 以上
    EN 4 以上
    LV 23 以上

    Tip

    • GPS衛星の測位状態は、「SAT」「EN」「LV」の3つの項目で示しており、各項目の数値が大きいほど、測位精度が良いと判断できます。
      ただし、GPS衛星の特性上、天候や場所などの様々な条件によって測位精度は変化しますので、参考値としてご活用ください。

    • 各項目の内容については、以下をご確認ください。

      項目 内容
      SAT 測位している衛星数を示しています。
      EN 測位している衛星のうち、位置測位に適した衛星数を示しています。
      LV 測位に適した衛星の受信強度を示しています。

3. ラップタイムの計測の設定

1. タイム計測ラインを選択します

  1. 赤色ボタン (SELECT) を2秒間長押しします。

  2. 位置情報をもとに、計測可能なタイム計測ラインが表示されます。

  3. ボタンを操作して、タイム計測ラインを選択し、確定します。

    ボタン 表示 内容
    赤色 >> 次のタイム計測ラインを表示します。
    青色 CANCEL タイム計測ラインの選択を中止します。
    黄色 OK タイム計測ラインを確定します。

    Tip

    タイム計測ラインについては、以下のページを参照してください。

    タイム計測ライン 一覧表

  4. 3.で確定したタイム計測ラインが、画面に表示されていることを確認してください。

4. 走行ログの記録・ラップタイムの計測

1. 走行ログの記録・ラップタイムの計測を開始します

  1. 画面に「READY!」と表示されている状態で、走行を開始すると、自動的に走行ログの記録・ラップタイムの計測が開始します。

    Note

    自動的に走行ログの記録・ラップタイムの計測が開始する条件は、以下の条件を満たした場合です。

    • 走行速度10km/h以上が、5秒間継続した場合

    Note

    手動で走行ログの記録・ラップタイムの計測を開始する場合は、黄色ボタン (START) を2秒間長押ししてください。

  2. 走行ログの記録・ラップタイムの計測が開始すると、以下の画面に切り替わります。

    Note

    走行ログの記録・ラップタイムの計測中は、黄色LED が1秒間隔で点滅します。

2. 走行ログの記録・ラップタイムの計測を終了します

  1. 走行が終了したら、黄色ボタン (STOP) を2秒間長押しして、走行ログの記録・ラップタイムの計測を終了します。

  2. 走行ログの記録・ラップタイムの計測を終了すると、以下の画面に切り替わります。

    Note

    走行ログの記録・ラップタイムの計測を終了すると、黄色LED は消灯します。

3. ラップタイムの計測結果を確認します

  1. 走行ログの記録・ラップタイムの計測を終了していることを確認します。

  2. 青色ボタン (RESULT) を2秒間長押しします。

  3. 以下の画面に切り替わり、ラップタイムの計測結果を確認することができます。

    計測結果は、上位3ラップのラップタイムが表示されます。

    Note

    青色ボタン (OK) を押すと、元の画面に戻ります。

4. ロガー本体の電源をOFFにします

  1. 走行ログの記録・ラップタイムの計測を終了していることを確認します。

  2. ロガー本体のUSB電源ケーブルを、モバイルバッテリー等の電源から抜き、電源をOFFにします。

    Warning

    ロガー本体の電源をOFFにする際は、走行ログの記録・ラップタイムの計測を終了していることを必ず確認してください。

    走行ログの記録・ラップタイムの計測中に電源をOFFにすると、走行ログデータが破壊される可能性があります。

    Note

    本製品には、電源スイッチはありません。

    ロガー本体のUSB電源ケーブルを、モバイルバッテリー等の電源から抜くと、電源がOFFになります。