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ロガー本体の使用方法

LEDの役割

ロガー本体のLEDの役割は、以下の通りです。

赤色LED (状態表示LED)

LED表示 動作状態 備考
消灯 正常
点滅 異常発生中 ロガー本体の電源をOFFにし、以下をご確認ください。
・GNSS受信機が正しく接続されているか。
・走行ログの記録可能容量が不足していないか。
以上を確認した後、ロガー本体の電源を再度ONにしてください。

青色LED (測位状態表示LED)

LED表示 動作状態 備考
点灯 GPS衛星 測位中       
点滅 GPS衛星 探索中 以下をご確認ください。
・GNSS受信機の上面 (アンテナ面) が、天空を向くように取り付けられているか。
・GNSS受信機の取り付け場所が適切か。

黄色LED (走行ログ記録状態表示LED)

LED表示 動作状態 備考
消灯 走行ログ記録停止中
点滅 (1秒間隔での点滅) 走行ログ記録中 走行ログを記録しています。
ロガー本体の電源をOFFにしないでください。
点滅 (速い点滅) 走行ログ記録停止処理中 走行ログデータをロガー本体に書き込み中です。
ロガー本体の電源をOFFにしないでください。

緑色LED (電源状態LED)

LED表示 動作状態
消灯 電源OFF
点灯 電源ON

表示画面

ホーム画面

ロガー本体が起動すると表示される画面です。

1. 状態表示

本製品の動作状態を表示します。

表示 内容
READY! GPS衛星を測位し、正常に動作しています。
走行ログの記録を開始することができます。
NoGnssFix! 測位可能なGPS衛星を探索しています。
走行ログの記録を開始することはできません。
ERROR! 本製品に異常が発生しています。
ロガー本体の電源をOFFにし、以下をご確認ください。
・GNSS受信機が正しく接続されているか。
・走行ログの記録可能容量が不足していないか。
以上を確認した後、ロガー本体の電源を再度ONにしてください。

2. GNSS表示

GNSS受信機の接続状態を表示します。

表示 内容
●GNSS (緑色) ロガー本体にGNSS受信機が正しく接続されています。
●GNSS (赤色) ロガー本体にGNSS受信機が正しく接続されていません。
ロガー本体の電源をOFFにし、以下をご確認ください。
・GNSS受信機が正しく接続されているか。
以上を確認した後、ロガー本体の電源を再度ONにしてください。

3. WiFi表示

Wi-Fiの接続状態を表示します。

表示 内容
●WiFi (白色) ロガー本体とWi-Fi接続されている機器 (PC・スマートフォン等) はありません。
●WiFi (緑色) ロガー本体と正しくWi-Fi接続されています。

4. タイム計測ライン名

  • 設定したタイム計測ライン名が表示されます。

  • タイム計測ラインが設定されていない場合は、「No line selected」と表示されます。

5. DevID

  • ロガー本体の固有IDを表示します。

  • このIDは、Wi-Fi接続時のアクセスポイント名として表示されます。

6. GPS衛星の測位状態

GPS衛星の測位状態がリアルタイムに表示されます。

各項目について、以下の数値があると、比較的正確な走行ログを記録することができます。

項目 参考値
SAT 14 以上
EN 4 以上
LV 23 以上

Tip

  • GPS衛星の測位状態は、「SAT」「EN」「LV」の3つの項目で示しており、各項目の数値が大きいほど、測位精度が良いと判断できます。
    ただし、GPS衛星の特性上、天候や場所などの様々な条件によって測位精度は変化しますので、参考値としてご活用ください。

  • 各項目の内容については、以下をご確認ください。

    項目 内容
    SAT 測位している衛星数を示しています。
    EN 測位している衛星のうち、位置測位に適した衛星数を示しています。
    LV 測位に適した衛星の受信強度を示しています。

7. FW

本製品のソフトウェア (ファームウェア) バージョンを表示します。

8. ボタン

ボタンによって、以下の操作を行うことができます。

ボタン 表示 押下方法 内容
赤色 SELECT 2秒間長押し 「タイム計測ライン選択画面」を表示します。
青色 RESULT 2秒間長押し 「ラップタイム計測結果画面」を表示します。
黄色 START 2秒間長押し 走行ログの記録を開始します。

タイム計測ライン選択画面

ラップタイムの計測を行う場合に、タイム計測ラインを選択する画面です。

1. タイム計測ライン名

位置情報をもとに、計測可能なタイム計測ラインが表示されます。

2. ボタン

ボタンによって、以下の操作を行うことができます。

ボタン 表示 内容
赤色 >> 次のタイム計測ラインを表示します。
青色 CANCEL タイム計測ラインの選択を中止します。
黄色 OK タイム計測ラインを確定します。

ラップタイム計測画面

ラップタイムの計測時に表示される画面です。

1. ラストラップタイム

ラストラップタイム (直前の周回時間) を表示します。

Note

各種ラップタイムの表示は、タイム計測ラインの設定中かつ、走行ログの記録中に表示されます。

Note

ラストラップタイムの表示は、以下の通り色分けされて表示されます。

  • 走行中のベストラップタイムより速い場合 : 緑色

  • 走行中のベストラップタイムより遅い場合 : 赤色

2. 現在走行中ラップタイム

現在走行中のラップタイムをリアルタイムに表示します。

3. ラップ数

走行ログの記録を開始してから終了するまでに周回したラップ数を表示します。

4. ボタン

ボタンによって、以下の操作を行うことができます。

ボタン 表示 押下方法 内容
黄色 STOP 2秒間長押し 走行ログの記録を終了します。

ラップタイム計測結果画面

走行ログの記録・ラップタイムの計測終了後に、ラップタイムの計測結果を確認できる画面です。

1. ラップタイムの計測結果

走行ログの記録を開始してから終了するまでに周回したラップの中から、上位3ラップのラップタイムが表示されます。

2. ラップタイムの計測開始日時

ラップタイムの計測開始日時 (走行ログの記録開始日時) が表示されます。

3. ボタン

ボタンによって、以下の操作を行うことができます。

ボタン 表示 内容
青色 OK ホーム画面に戻ります。

Wi-Fiアクセスポイント機能

Note

本製品のWi-Fiアクセスポイント機能は、ロガー本体が起動すると、自動的に有効になります。

Info

  • アクセスポイント名は、以下のように表示されます。

    「TLOG_PETITE- (固有ID)」

    固有IDは、画面の「DevID」項目に表示されている数字です。

  • 暗号化キー (パスワード) の初期設定値は、「01234567890」です。

Info

ロガー本体とWi-Fiで同時接続可能な機器の数は、1台のみです。

接続したい機器がWi-Fi接続できない場合、画面の「●WiFi」の表示が 緑色 になっていないかご確認ください。

緑色 の表示になっている場合は、すでに他の機器とロガー本体が、Wi-Fi接続状態となっています。

Info

ロガー本体とWi-Fi接続を行う際は、接続する機器 (PC・スマートフォン等) のWi-Fi自動接続の設定を「OFF」にしてください。

ロガー本体とWi-Fiで同時接続可能な機器の数は1台のみのため、設定が「ON」になっていると、接続している機器とは他の機器とWi-Fi接続する際に、スムーズに接続できない可能性があります。

接続する機器 (PC・スマートフォン等) のWi-Fi自動接続の設定が「ON」になっている場合は、接続する機器のWi-Fi設定画面より、下図のように設定を「OFF」にしてください。

  • Windows10の場合

  • Windows11の場合

  • iOSの場合

Wi-Fiアクセスポイント機能を使用して、下記の連携を行うことができます。

1. スマートフォン連携

ロガー本体とスマートフォンをWi-Fi接続して、以下の機能を使用することができます。

  • 走行ログの記録

  • ラップタイムの計測

Note

スマートフォン連携については、スマートフォン連携の使用方法 を参照してください。

2. 走行ログ解析ソフト「Racing Analyzer」連携

ロガー本体とPCをWi-Fi接続し、「Racing Analyzer」を用いて、以下の機能を使用することができます。

  • 本製品の状態確認

  • 記録した走行ログデータのダウンロード

  • 記録した走行ログデータの初期化

  • 暗号化キー (パスワード) の設定

  • 本製品のソフトウェアアップデート

Note

走行ログ解析ソフト「Racing Analyzer」連携については、「Racing Analyzer」取扱説明書の「Tログ プチ / Tログ プチⅡ設定 - Tログ プチ / Tログ プチⅡ設定」を参照してください。

「Racing Analyzer」取扱説明書

暗号化キー (パスワード) の設定

Wi-Fi接続の際に使用する暗号化キー (パスワード) は、「Racing Analyzer」で設定することができます。

Wi-Fiアクセスポイント機能を使用する場合は、暗号化キー (パスワード) を設定してください。

Info

暗号化キー (パスワード) の初期設定値は、「01234567890」です。

Note

暗号化キー (パスワード) の設定方法については、「Racing Analyzer」取扱説明書の「Tログ プチ / Tログ プチⅡ設定 - Tログ プチ / Tログ プチⅡ設定」を参照してください。

「Racing Analyzer」取扱説明書

走行ログの記録

走行ログの記録では、GNSS受信機で受信した情報を時系列で記録します。

記録した走行ログデータは、「Racing Analyzer」を使用して解析することができます。

Tip

  • 「Racing Analyzer」で走行ログの解析を行う場合は、「Racing Analyzer」のインストールおよび、サブスクリプションサービスへのご登録が必要です。

  • 「Racing Analyzer」の使用方法については、「Racing Analyzer」取扱説明書を参照してください。

    「Racing Analyzer」取扱説明書

走行ログの記録開始 / 終了

走行ログの記録中は、黄色LED が1秒間隔で点滅します。

走行ログの記録開始

  • 走行速度10km/h以上が、5秒間継続した場合、自動的に走行ログの記録を開始します。

  • 手動で走行ログの記録を開始する場合は、黄色ボタン (START) を2秒間長押しします。

走行ログの記録終了

  • 走行ログの記録を終了する場合は、黄色ボタン (STOP) を2秒間長押しします。

走行ログの記録可能容量

ロガー本体の走行ログの記録可能容量は、約7時間分です。

記録可能容量が不足すると、走行ログの記録ができなくなります。
記録した走行ログデータは、「Racing Analyzer」で、定期的にダウンロードおよび初期化を行ってください。

Note

走行ログデータのダウンロードおよび初期化の方法については、「Racing Analyzer」取扱説明書の「Tログ プチ / Tログ プチⅡ設定 - Tログ プチ / Tログ プチⅡ設定」を参照してください。

「Racing Analyzer」取扱説明書

走行ログの記録方法

Note

走行ログの記録方法については、動作確認 を参照してください。

走行ログデータのダウンロード

記録した走行ログデータは、「Racing Analyzer」でダウンロードすることができます。

走行ログデータのダウンロード方法

Note

走行ログデータのダウンロード方法については、「Racing Analyzer」取扱説明書の「Tログ プチ / Tログ プチⅡ設定 - Tログ プチ / Tログ プチⅡ設定」を参照してください。

「Racing Analyzer」取扱説明書

走行ログデータの初期化

  • ロガー本体に記録されている走行ログデータをすべて削除します。

  • 本操作は、「Racing Analyzer」を使用して行います。

Danger

初期化によって削除されたデータは、元に戻すことができません。

誤って操作しないようにご注意ください。

Note

以下のような場合に、走行ログデータの初期化を行ってください。

  • 走行ログデータが不要になった時
  • ロガー本体の走行ログの記録可能容量が不足した時
  • 走行ログデータを「Racing Analyzer」でダウンロードした後

走行ログデータの初期化方法

Note

走行ログデータの初期化方法については、「Racing Analyzer」取扱説明書の「Tログ プチ / Tログ プチⅡ設定 - Tログ プチ / Tログ プチⅡ設定」を参照してください。

「Racing Analyzer」取扱説明書

工場出荷状態へのリセット

工場出荷状態へのリセットでは、ロガー本体に記録されている走行ログデータや、設定した暗号化キー (パスワード) など、本製品のデータをすべて削除し、工場出荷状態に戻します。

Danger

工場出荷状態へのリセットを行うと、本製品に記録されている走行ログデータがすべて削除されます。

必要な走行ログデータは、本操作を行う前に、「Racing Analyzer」でダウンロードを行い、バックアップを取得してください。

Danger

工場出荷状態へのリセットによって削除されたデータは、元に戻すことができません。

誤って操作しないようにご注意ください。

Danger

工場出荷状態へのリセットを行うと、暗号化キー (パスワード) を変更されている場合は、初期設定値の「01234567890」に戻ります。

工場出荷状態へのリセット完了後に、再度、暗号化キー (パスワード) の設定を行ってください。

Note

以下のような場合に、工場出荷状態へのリセットを行ってください。

  • 本製品が異常な動作をする場合
  • 本製品のデータをリセットしたい場合
  • 本製品のソフトウェアアップデートを行う前
  • 本製品のソフトウェアアップデートが途中で止まってしまった場合

工場出荷状態へのリセット方法

Note

工場出荷状態へのリセット方法については、システムアップデート を参照してください。