システムアップデート
本製品は、製品の機能追加や改善、ラップタイム計測用トラックデータの更新等を目的とする内蔵ソフトウェアのアップデート機能を搭載しています。
システムアップデートは、以下の手順で行ってください。
1. ファームウェアファイルのダウンロード
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Webサイトの ダウンロードページ にアクセスします。
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「ダウンロード」リンクをクリックして、ファームウェアファイルをダウンロードします。
2. 本製品のソフトウェアアップデート
Tip
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本製品のソフトウェアアップデートを行う場合は、「Racing Analyzer」のインストールが必要です。
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「Racing Analyzer」の使用方法については、「Racing Analyzer」取扱説明書を参照してください。
1. 工場出荷状態へのリセットを行う
工場出荷状態へのリセットでは、ロガー本体に記録されている走行ログデータや、設定した暗号化キー (パスワード) など、本製品のデータをすべて削除し、工場出荷状態に戻します。
Danger
工場出荷状態へのリセットを行うと、本製品に記録されている走行ログデータがすべて削除されます。
必要な走行ログデータは、本操作を行う前に、「Racing Analyzer」でダウンロードを行い、バックアップを取得してください。
Note
走行ログデータのダウンロード方法については、「Racing Analyzer」取扱説明書の「Tログ プチ / Tログ プチⅡ設定 - Tログ プチ / Tログ プチⅡ設定」を参照してください。
Danger
工場出荷状態へのリセットによって削除されたデータは、元に戻すことができません。
誤って操作しないようにご注意ください。
Danger
工場出荷状態へのリセットを行うと、暗号化キー (パスワード) を変更されている場合は、初期設定値の「01234567890」に戻ります。
工場出荷状態へのリセット完了後に、再度、暗号化キー (パスワード) の設定を行ってください。
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ロガー本体に、GNSS受信機が正しく接続されていることを確認します。

Warning
ロガー本体にGNSS受信機が接続されていない場合、工場出荷状態へのリセットを行うことができません。
必ず、GNSS受信機を接続した状態で行ってください。
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赤色ボタン と 黄色ボタン を長押しした状態で、ロガー本体の電源をONにします。
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ロガー本体が起動するので、画面に「Formatting...」と表示され、赤色LED と 黄色LED が点滅するまで待ちます。
この状態になったら、赤色ボタン と 黄色ボタン を離してOKです。

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そのまま、下図の「起動完了 (「READY!」もしくは「NoGnssFix!」表示)」の状態になるまでお待ちください。
この状態になると、工場出荷状態へのリセットは完了です。

2. 本製品とPCをWi-Fi接続する
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ロガー本体に、GNSS受信機が正しく接続されていることを確認して、ロガー本体の電源をONにします。
Warning
ロガー本体にGNSS受信機が接続されていない場合、本製品のソフトウェアアップデートを行うことができません。
必ず、GNSS受信機を接続した状態で、ロガー本体の電源をONにしてください。
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ロガー本体の起動が完了したら、PCのWi-Fi設定画面より、本製品のアクセスポイントに接続し、暗号化キー (パスワード) を入力します。
Note
本製品のWi-Fiアクセスポイント機能は、ロガー本体が起動すると、自動的に有効になります。
Info
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アクセスポイント名は、以下のように表示されます。
「TLOG_PETITE- (固有ID)」
固有IDは、画面の「DevID」項目に表示されている数字です。
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暗号化キー (パスワード) の初期設定値は、「01234567890」です。
Info
ロガー本体とWi-Fiで同時接続可能な機器の数は、1台のみです。
接続したい機器がWi-Fi接続できない場合、画面の「●WiFi」の表示が 緑色 になっていないかご確認ください。
緑色 の表示になっている場合は、すでに他の機器とロガー本体が、Wi-Fi接続状態となっています。

Info
ロガー本体とWi-Fi接続を行う際は、PCのWi-Fi自動接続の設定を「OFF」にしてください。
ロガー本体とWi-Fiで同時接続可能な機器の数は1台のみのため、PCの設定が「ON」になっていると、他の機器とWi-Fi接続する際に、スムーズに接続できない可能性があります。
PCのWi-Fi自動接続の設定が「ON」になっている場合は、PCのWi-Fi設定画面より、下図のように設定を「OFF」にしてください。
- Windows10の場合

- Windows11の場合

Tips
PCとWi-Fi接続した際に、「インターネットなし」と表示されることがありますが、正常にロガー本体と接続されています。
これは、ロガー本体とお使いのPCで閉域ネットワークを構築しており、このネットワークがインターネットに接続されていないため、「インターネットなし」と表示されます。
- Windows10の場合

- Windows11の場合

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PCとWi-Fi接続できたら、画面の「●WiFi」の表示が 緑色 になります。

3. 本製品のソフトウェアアップデートを行う
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「Racing Analyzer」を起動します。
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メインウィンドウのツールタブより、Tログ プチの「設定」ボタンをクリックします。

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「Tログ プチ 設定ウィンドウ」が表示されます。

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ダウンロード項目の「状態」のファイル数が、「0ファイル」と表示されていることを確認します。
Warning
ソフトウェアアップデートは、必ず、ファイル数が「0ファイル」の状態で行ってください。
ロガー本体に走行ログデータが残っていると、ソフトウェアアップデートが正常に完了できない可能性があります。
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ファームウェア項目の「更新」ボタンをクリックします。

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ダウンロードしたファームウェアファイルを選択します。

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「開く」ボタンをクリックして、ソフトウェアアップデートを開始します。

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ソフトウェアアップデートが完了するまで、10~15分程度 お待ちください。
アップデートの進捗状況は、「Tログ プチ 設定ウィンドウ」の下部に表示されます。
Warning
アップデートが完了するまで、ロガー本体の電源を絶対にOFFにしないでください。
ソフトウェアが、正しく動作しなくなる場合があります。ロガー本体とPCのWi-Fi接続が切断されないようにご注意ください。
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以下のメッセージが表示されると、ロガー本体が自動的に再起動します。
メッセージの「OK」ボタンをクリックすると、「Tログ プチ 設定ウィンドウ」が閉じます。

Warning
ロガー本体の再起動が完了するまで、絶対に電源をOFFにしないでください。
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ロガー本体が再起動したら、画面の「FW」項目で、ソフトウェアバージョンが最新化されているかを確認してください。

本製品のソフトウェアアップデートが完了しなかった場合
本製品のソフトウェアアップデートの際、Wi-Fiの接続環境やファームウェアファイルのデータ量など、状況によっては、稀にアップデートが途中で止まってしまう場合があります。
ソフトウェアアップデートが途中で止まってしまった場合は、本製品を工場出荷状態へリセットし、再度ソフトウェアアップデートを行っていただく必要があります。
ソフトウェアアップデートが完了しなかった場合の手順
上記の「3. 本製品のソフトウェアアップデートを行う」の「手順8.」で、「Tログ プチ 設定ウィンドウ」の下部の進捗状況が進まず、アップデートが途中で止まってしまった場合は、以下の手順を実施してください。
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「Tログ プチ 設定ウィンドウ」を閉じて、「Racing Analyzer」を終了します。
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ロガー本体の電源をOFFにします。
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上記の「1. 工場出荷状態へのリセットを行う」の手順を行います。
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上記の「2. 本製品とPCをWi-Fi接続する」の手順を行います。
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上記の「3. 本製品のソフトウェアアップデートを行う」の手順に進み、再度ソフトウェアアップデートを行ってください。