動作確認
Tログ[プチ]の動作確認
Tログ[プチ]の接続が完了したら、以下の手順で動作確認を行ってください。
なお、動作確認では、GPSをはじめとする各種衛星が正常に測位できるか確認します。
GNSS受信機を、上面(アンテナ面)が天空を向くように設置した状態で行ってください。
Note
GNSS受信機は、上面(アンテナ面)が必ず天空を向くように設置してください。
Warning
防水には非対応のため、雨天時、屋外への設置はできません。
室内のフロントガラスやリアガラス等に設置してお使いください。
動作確認の手順
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ロガー本体[プチ]に、GNSS受信機が正しく接続されていることを確認します。
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GNSS受信機の上面(アンテナ面)が、天空を向くように設置されていることを確認します。
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ロガー本体[プチ]のUSB電源ケーブルを、モバイルバッテリー等の電源に接続し、電源をONにします。
Note
本製品には、電源スイッチはありません。
ロガー本体[プチ]のUSB電源ケーブルに電力が供給されると、電源がONになります。
Info
安定動作のため、使用するモバイルバッテリーは、2A以上出力できるものを強くお勧めいたします。
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電源状態LED(緑色)が点灯し、ロガー本体[プチ]が起動を開始します。
下図のようにLEDが点灯・点滅・消灯することを確認します。(起動完了までに30~40秒程度かかります。)
Warning
電源状態LED(緑色)が点灯しない場合は、以下をご確認ください。
- ロガー本体[プチ]のUSB電源ケーブルが、モバイルバッテリー等の電源に接続されているか。
以上を確認しても状況が改善しない場合は、故障が考えられます。
速やかにすべてのケーブルを外して、購入元へお問い合わせをお願いいたします。
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起動が完了すると、測位状態表示LED(青色)が点滅し、測位可能なGPS衛星の探索が始まります。
測位状態表示LED(青色)が「点滅」→「点灯」になることを確認します。
Note
GPS衛星の探索中は、測位状態表示LED(青色)が「点滅」状態です。
GPS衛星の探索が完了すると、測位状態表示LED(青色)が「点滅」→「点灯」状態になります。
Info
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測位状態表示LED(青色)が「点滅」→「点灯」に変わるまで、1分程度かかる場合があります。
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測位状態表示LED(青色)が「点滅」→「点灯」に変わらない場合は、GNSS受信機の上面(アンテナ面)が、天空を向くように取り付けられているか、GNSS受信機の取付場所が適切か確認してください。
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状態表示LED(赤色)が「点滅」している場合は、ロガー本体[プチ]のUSB電源ケーブルを抜いて電源をOFFにし、GNSS受信機が正しく接続されているか、走行ログの記録可能容量が不足していないか確認してください。
確認した後、ロガー本体[プチ]のUSB電源ケーブルを接続して、再度、電源をONにしてください。
Note
走行ログの記録可能容量の詳細については、ロガー本体[プチ]の使用方法を参照してください。
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GPSの衛星測位状態の確認
GPSは特性上、天候や場所などの様々な条件によって測位精度が変化します。
より正確な走行ログデータを取得するためにも、走行ログの記録やラップタイムの計測を行う前に、衛星測位状態を確認していただくことをお勧めいたします。
1. スマートフォンと連携する
Note
スマートフォン連携の詳細については、スマートフォン連携の使用方法を参照してください。
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スマートフォンのWi-Fi設定画面より、Tログ[プチ]のアクセスポイントに接続し、暗号化キー(パスワード)を入力します。
Note
Tログ[プチ]のWi-Fiアクセスポイント機能は、ロガー本体[プチ]が起動すると、自動的に有効になります。
Info
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アクセスポイント名は、本製品をご購入いただいた際に同封されている用紙に記載しておりますので、ご確認ください。
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暗号化キー(パスワード)の初期設定値は、「01234567890」です。
Info
ロガー本体[プチ]とWi-Fiで同時接続可能な機器は、1台です。
ロガー本体[プチ]とPCがWi-Fi接続されている場合は、スマートフォンとWi-Fi接続はできません。
反対に、ロガー本体[プチ]とスマートフォンがWi-Fi接続されている場合は、PCとWi-Fi接続はできません。
接続したい機器がWi-Fi接続できない場合、接続したい機器以外が、すでにロガー本体[プチ]と接続状態となっていないかご確認ください。
Info
ロガー本体[プチ]とWi-Fi接続を行う際は、スマートフォンのWi-Fi自動接続の設定を「OFF」にしてください。
ロガー本体[プチ]とWi-Fiで同時接続可能な機器は1台のみのため、スマートフォンの設定がONになっていると、PCとWi-Fi接続する際に、スムーズに接続できない可能性があります。
スマートフォンのWi-Fi自動接続の設定がONになっている場合は、スマートフォンのWi-Fi設定画面より、下図のように設定をOFFにしてください。
Tips
iOSをお使いの場合、「インターネット未接続」と表示されることがありますが、正常にTログ[プチ]と接続されています。
これは、Tログ[プチ]とお使いのスマートフォンで閉域ネットワークを構築しており、このネットワークがインターネットに接続されていないため、「インターネット未接続」と表示されます。
Tips
iOSをお使いの場合、Wi-Fi設定画面に「安全性の低いセキュリティ」と表示されることがありますが、Wi-Fi接続で使用するネットワークは、Tログ[プチ]とお使いの機器との間に作成される一時的な閉域ネットワークであるため、安心してお使いいただけます。
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スマートフォンのブラウザ(SafariやChrome)で、以下の連携サイトに接続します。
手動でURL(アドレス)を入力する際は、以下のアドレスを入力します。
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スマートフォン連携画面が表示されます。
Tips
スマートフォン連携機能は、横向き画面に最適化されています。
縦向きで表示した場合は、画面を横向きに変更した後、ページを再更新(リロード)してください。
Tips
スマートフォンの機能により、一定時間無操作状態が続くと自動ロック(画面がOFF)になる場合があります。
必要に応じて、スマートフォンの設定を変更し、自動ロックの時間を変更してください。
自動ロックの時間変更については、お使いのスマートフォンの使用方法を参照してください。
2. GPSの衛星測位状態を確認する
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スマートフォン連携画面を表示します。
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GPSの状態表示アイコン「」および「」が表示されていないことを確認します。
Warning
GPSの状態表示アイコンが表示されている場合は、以下をご確認ください。
- ロガー本体[プチ]にGNSS受信機がきちんと接続されているか。
- GNSS受信機の取付場所が適切か。
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GPSの衛星測位状態の数値を確認します。
衛星測位状態には、GPS衛星の測位状態がリアルタイムに表示されます。
測位状態は、測位、有効、Lv の3つの項目で示しており、各項目の数値が大きいほど、測位精度が良いと判断できます。
Note
衛星測位状態の項目の内容は、以下の通りです。
- 測位:測位している衛星数を示しています。
- 有効:測位している衛星のうち、位置測位に適した衛星数を示しています。
- Lv:測位に適した衛星の受信強度を示しています。
Tip
衛星測位状態の各項目が下記の数値以上あると、比較的正確な走行ログを記録することができます。
GPS衛星の特性上、天候や場所などの様々な条件によって測位精度は変化しますので、参考値としてご活用ください。測位:14以上 / 有効:4以上 / Lv:23以上
Note
衛星測位状態が良くない場合は、以下をご確認ください。
- GNSS受信機の上面(アンテナ面)が、天空を向くように取り付けられているか。
- GNSS受信機の取付場所が適切か。
なお、ロガー本体[プチ]の電源をONにしてから、捕捉可能なGPS衛星を探索するまでにしばらく時間がかかります。
電源をONにした後、少し時間を置いてから測位状態を確認してください。
走行ログデータの確認
実際にサーキットで走行する前に、一般道などを走行して走行ログデータ(サンプルデータ)を取得し、以下の手順で確認を行ってください。
Tip
走行ログデータの確認では、走行ログデータの読み込みを行うため、走行ログ解析ソフト「Racing Analyzer」のインストールおよび、サブスクリプションサービスへのご登録が必要です。
事情によりご登録が難しい場合は、販売元にご相談ください。
1. 走行ログを記録する
Note
走行ログの記録の詳細については、ロガー本体[プチ]の使用方法を参照してください。
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ロガー本体[プチ]の黄色ボタンを長押しして、走行ログの記録を開始します。
走行ログの記録が開始すると、走行ログ記録状態表示LED(黄色)が点滅します。
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一般道などを走行して、走行ログを記録します。
このとき、20km/h以上の速度で、5分以上走行してください。
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走行が終了したら、ロガー本体[プチ]の黄色ボタンを長押しして、走行ログの記録を停止します。
走行ログの記録が停止すると、走行ログ記録状態表示LED(黄色)が消灯します。
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走行ログ記録状態表示LED(黄色)が消灯していることを確認して、ロガー本体[プチ]のUSB電源ケーブルを、モバイルバッテリー等の電源から抜き、電源をOFFにします。
Warning
ロガー本体[プチ]の電源をOFFにする際は、走行ログの記録が停止状態であることを必ず確認してください。
走行ログの記録中に電源をOFFにすると、走行ログデータが破壊される可能性があります。
Note
本製品には、電源スイッチはありません。
ロガー本体[プチ]のUSB電源ケーブルを抜くと、電源がOFFになります。
2. 記録した走行ログデータをRacing Analyzerで読み込む
1. PCとWi-Fi接続して、Racing Analyzerを起動する
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ロガー本体[プチ]にGNSS受信機が接続されていることを確認して、ロガー本体[プチ]の電源をONにします。
Warning
ロガー本体[プチ]にGNSS受信機が接続されていない場合、記録した走行ログデータのダウンロードを行うことができません。
必ず、GNSS受信機を接続した状態で、ロガー本体[プチ]の電源をONにしてください。
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ロガー本体[プチ]の起動が完了したら、PCのWi-Fi設定画面より、Tログ[プチ]のアクセスポイントに接続し、暗号化キー(パスワード)を入力します。
Note
Tログ[プチ]のWi-Fiアクセスポイント機能は、ロガー本体[プチ]が起動すると、自動的に有効になります。
Info
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アクセスポイント名は、本製品をご購入いただいた際に同封されている用紙に記載しておりますので、ご確認ください。
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暗号化キー(パスワード)の初期設定値は、「01234567890」です。
Info
ロガー本体[プチ]とWi-Fiで同時接続可能な機器は、1台です。
ロガー本体[プチ]とスマートフォンがWi-Fi接続されている場合は、PCとWi-Fi接続はできません。
反対に、ロガー本体[プチ]とPCがWi-Fi接続されている場合は、スマートフォンとWi-Fi接続はできません。
接続したい機器がWi-Fi接続できない場合、接続したい機器以外が、すでにロガー本体[プチ]と接続状態となっていないかご確認ください。
Info
ロガー本体[プチ]とWi-Fi接続を行う際は、PCのWi-Fi自動接続の設定を「OFF」にしてください。
ロガー本体[プチ]とWi-Fiで同時接続可能な機器は1台のみのため、PCの設定がONになっていると、スマートフォンとWi-Fi接続する際に、スムーズに接続できない可能性があります。
PCのWi-Fi自動接続の設定がONになっている場合は、PCのWi-Fi設定画面より、下図のように設定をOFFにしてください。
- Windows10の場合
- Windows11の場合
Tips
PCとWi-Fi接続した際に、「インターネットなし」と表示されることがありますが、正常にTログ[プチ]と接続されています。
これは、Tログ[プチ]とお使いのPCで閉域ネットワークを構築しており、このネットワークがインターネットに接続されていないため、「インターネットなし」と表示されます。
- Windows10の場合
- Windows11の場合
-
-
PCとWi-Fi接続できたら、Racing Analyzerを起動します。
2. 記録した走行ログデータをダウンロードする
Warning
走行ログデータのダウンロードを行う前に、走行ログの記録が停止状態であることを必ず確認してください。
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Racing Analyzerのメインウィンドウのツールタブより、Tログ プチの「設定ツール」ボタンをクリックします。
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「Tログ プチ 設定ウィンドウ」が表示されます。
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ダウンロード項目の「ダウンロード」ボタンをクリックして、ダウンロードを開始します。
Note
状態項目のファイルは、ロガー本体[プチ]に記録されている走行ログデータのファイル数を示しています。
ファイルは、走行ログの記録を停止した時点で、1ファイル作成されます。
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ダウンロードが完了するまで、1~2分程度お待ちください。
Warning
ダウンロードが完了するまで、ロガー本体[プチ]の電源を絶対にOFFにしないでください。
また、PCとロガー本体[プチ]のWi-Fi接続が切断されないようにご注意ください。
Note
ダウンロードが完了すると、以下のメッセージが表示されます。
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ダウンロード完了後、「保存先を開く」ボタンをクリックします。
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ダウンロードした走行ログデータが表示されます。
Warning
ダウンロード先のフォルダは一時的なダウンロード先です。
ダウンロードした走行ログデータは、万が一に備えて、必ずバックアップを取得してください。
Tip
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走行ログデータは、拡張子が「.rad」のファイルです。
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ファイル名は、走行ログの記録開始日時です。
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3. ダウンロードした走行ログデータを読み込む
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Racing Analyzerを起動し、メインウィンドウの「ファイルから開く」ボタンをクリックします。
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ダウンロードした走行ログデータを選択し、「開く」ボタンをクリックして、走行ログデータを読み込みます。
Note
以下のように、「ファイルから開く」ボタンを使用せずに、読み込むファイルをメインウィンドウにドラッグ&ドロップすることでも読み込むことができます。
3.データビューでサンプルデータを確認する
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走行ログデータを読み込んだ状態で、「データビュー」ボタンをクリックし、記録されているデータを表示します。
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GNSS受信機の時刻情報が正しく表示されているか、異常な値が記録されていないかなどを確認してください。
4.トラックビューでサンプルデータを確認する
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データビューで任意のデータ範囲を選択し、右クリックメニューから、「トラックビューで表示」を選択します。
Note
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開始データを選択後、キーボードのShiftキーを押しながら終了データを選択すると、開始データと終了データ間の複数選択ができます。
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キーボードのCtrlキーを押しながらデータを選択すると、データの複数選択ができます。
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大量のデータを選択して、トラックビューを表示すると、データ量が多いために処理に時間を要します。
要所要所のデータを選択されることをお勧めします。
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GNSS受信機が取得した軌跡データに、乱れや途切れがないかなどを確認してください。
Note
取得した軌跡データに、乱れや途切れが発生している場合は、ノイズの影響が考えられます。
GNSS受信機の設置場所の見直しなどを検討してください。