Tログ プチ / Tログ プチⅡ設定
設定画面の表示方法
1. ロガー本体とPCをWi-Fi接続する
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ロガー本体にGNSS受信機を接続し、ロガー本体の電源をONにします。
Warning
ロガー本体にGNSS受信機が接続されていない場合、「Tログ プチ」または「Tログ プチⅡ」の各種設定を行うことができません。
必ず、GNSS受信機を接続した状態で、ロガー本体の電源をONにしてください。
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ロガー本体の起動が完了したら、PCのWi-Fi設定画面より、「Tログ プチ」または「Tログ プチⅡ」のアクセスポイントに接続し、暗号化キー (パスワード) を入力します。
Note
「Tログ プチ」および「Tログ プチⅡ」のWi-Fiアクセスポイント機能は、ロガー本体が起動すると、自動的に有効になります。
Info
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アクセスポイント名は、以下のように表示されます。
「TLOG_PETITE- (固有ID)」
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「Tログ プチ」の場合
ご購入いただいた際に同封されている用紙に記載しています。
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「Tログ プチⅡ」の場合
固有IDは、画面の「DevID」項目に表示されている数字です。
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暗号化キー (パスワード) の初期設定値は、「01234567890」です。
Info
ロガー本体とWi-Fiで同時接続可能な機器の数は、1台のみです。
接続したい機器がWi-Fi接続できない場合、他の機器とロガー本体が、すでにWi-Fi接続状態となっていないかご確認ください。
Info
ロガー本体とWi-Fi接続を行う際は、PCのWi-Fi自動接続の設定を「OFF」にしてください。
ロガー本体とWi-Fiで同時接続可能な機器の数は1台のみのため、PCの設定が「ON」になっていると、他の機器とWi-Fi接続する際に、スムーズに接続できない可能性があります。
PCのWi-Fi自動接続の設定が「ON」になっている場合は、PCのWi-Fi設定画面より、下図のように設定を「OFF」にしてください。
- Windows10の場合

- Windows11の場合

Tips
PCとWi-Fi接続した際に、「インターネットなし」と表示されることがありますが、正常にロガー本体と接続されています。
これは、ロガー本体とお使いのPCで閉域ネットワークを構築しており、このネットワークがインターネットに接続されていないため、「インターネットなし」と表示されます。
- Windows10の場合

- Windows11の場合

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ロガー本体とPCがWi-Fi接続できていることを確認します。
2. 設定画面を表示する
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「Racing Analyzer」を起動します。
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メインウィンドウのツールタブより、Tログ プチの「設定」ボタンをクリックします。

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設定画面である「Tログ プチ 設定ウィンドウ」が表示されます。

Tips
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正しく接続された場合は、画面下部に「Connected!」とメッセージが表示されます。
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接続に失敗した場合は、以下のエラーメッセージが表示されます。

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設定画面の表示項目
1. 機器情報
「Tログ プチ」および「Tログ プチⅡ」の接続状態や、GPS衛星から受信した情報などを確認することができます。

Note
ロガー本体にGNSS受信機が正しく接続されていない場合や、GPS衛星を測位できていない場合は、以下のように表示されます。
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ロガー本体にGNSS受信機が正しく接続されていない場合
「接続NG」と表示されるので、以下をご確認ください。
- GNSS受信機が正しく接続されているか。

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GPS衛星を測位できていない場合
「測位不良」と表示されるので、以下をご確認ください。
- GNSS受信機の上面 (アンテナ面) が、天空を向くように取り付けられているか。
- GNSS受信機の取り付け場所が適切か。
・状態
「Tログ プチ」および「Tログ プチⅡ」の接続状態、GPS衛星から受信した情報 (日時、緯度、経度、車速) をリアルタイムに表示します。
・衛星捕捉状況
GNSS受信機の接続状態、GPS衛星の測位状態をリアルタイムに表示します。
各項目について、以下の数値があると、比較的正確な走行ログを記録することができます。
| 項目 | 参考値 |
|---|---|
| 測位衛星 | 14 以上 |
| 有効衛星 | 4 以上 |
| Lv | 23 以上 |
Tip
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GPS衛星の測位状態は、「測位衛星」「有効衛星」「Lv」の3つの項目で示しており、各項目の数値が大きいほど、測位精度が良いと判断できます。
ただし、GPS衛星の特性上、天候や場所などの様々な条件によって測位精度は変化しますので、参考値としてご活用ください。 -
各項目の内容については、以下をご確認ください。
項目 内容 測位衛星 測位している衛星数を示しています。 有効衛星 測位している衛星のうち、位置測位に適した衛星数を示しています。 Lv 測位に適した衛星の受信強度を示しています。
2. ダウンロード
「Tログ プチ」および「Tログ プチⅡ」で記録した走行ログデータをダウンロードすることができます。

Warning
ロガー本体の走行ログの記録可能容量は、約7時間分です。
記録可能容量が不足すると、走行ログの記録ができなくなります。
記録した走行ログデータは、定期的にダウンロードおよび初期化を行ってください。
初期化の方法については、後述の「走行ログデータの初期化方法」を参照してください。
・状態
ロガー本体に記録されている走行ログデータのファイル数を示しています。
Note
ファイルは、走行ログの記録を終了した時点で、1ファイル作成されます。
Note
走行ログの記録中は、「データロギング中」と表示されます。

・ダウンロード先
「Tログ プチ」および「Tログ プチⅡ」で記録した走行ログデータのダウンロード先を表示します。
走行ログデータのダウンロード方法
Warning
走行ログデータのダウンロードを行う前に、走行ログの記録を終了していることを必ず確認してください。
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「ダウンロード」ボタンをクリックします。

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以下のメッセージが表示されるので、「はい」ボタンをクリックし、ダウンロードを開始します。

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ダウンロードが完了するまで、1~2分程度お待ちください。
Warning
ダウンロードが完了するまで、ロガー本体の電源を絶対にOFFにしないでください。
ロガー本体とPCのWi-Fi接続が切断されないようにご注意ください。
Note
ダウンロードが完了すると、以下のメッセージが表示されます。

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ダウンロードが完了したら、「保存先を開く」ボタンをクリックします。

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ダウンロードした走行ログデータが表示されます。

Warning
ダウンロード先のフォルダは一時的なダウンロード先です。
ダウンロードした走行ログデータは、万が一に備えて、必ずバックアップを取得してください。
Tip
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走行ログデータは、拡張子が「.rad」のファイルです。
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ファイル名は、走行ログの記録開始日時です。
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3. 初期化 (走行ログデータの初期化)
ロガー本体に記録されている走行ログデータをすべて削除します。

以下のような場合に、走行ログデータの初期化を行ってください。
- 走行ログデータが不要になった時
- ロガー本体の走行ログの記録可能容量が不足した時
- 走行ログデータをダウンロードした後
Danger
走行ログデータの初期化を行うと、ロガー本体に記録されている走行ログデータがすべて削除されます。
必要な走行ログデータは、初期化を行う前に、前述の「走行ログデータのダウンロード方法」の手順でダウンロードを行い、バックアップを取得してください。
Danger
初期化によって削除されたデータは、元に戻すことができません。
誤って操作しないようにご注意ください。
Warning
ロガー本体の走行ログの記録可能容量は、約7時間分です。
記録可能容量が不足すると、走行ログの記録ができなくなります。
記録した走行ログデータは、定期的にダウンロードおよび初期化を行ってください。
ダウンロードの方法については、前述の「走行ログデータのダウンロード方法」を参照してください。
走行ログデータの初期化方法
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「初期化」ボタンをクリックします。
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以下のメッセージが表示されるので、「はい」ボタンをクリックし、初期化を開始します。

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初期化が完了するまで、1分程度お待ちください。
Warning
初期化が完了するまで、ロガー本体の電源を絶対にOFFにしないでください。
ロガー本体とPCのWi-Fi接続が切断されないようにご注意ください。
Note
初期化が完了すると、以下のメッセージが表示されます。

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初期化が完了したら、ダウンロード項目の「状態」のファイル数が、「0ファイル」と表示されていることを確認してください。
4. 無線LAN (Wi-Fi)
Wi-Fi接続の際に使用する暗号化キー (パスワード) を設定することができます。

Info
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暗号化キー (パスワード) の初期設定値は、「01234567890」です。
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暗号化キー (パスワード) を設定すると、初期設定値の暗号化キー (パスワード) は無効となります。
暗号化キー (パスワード) の設定方法
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暗号化キーの入力欄に、設定する暗号化キー (パスワード) を入力します。

Info
- 暗号化キー (パスワード) は、他人に推測されにくい情報で設定してください。
- 暗号化キー (パスワード) は、半角英数字で、8文字以上の文字列で設定してください。
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「設定」ボタンをクリックします。

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以下のメッセージが表示されるので、「はい」ボタンをクリックします。

Note
設定が完了すると、以下のメッセージが表示されます。
Note
設定した暗号化キー (パスワード) は、次回、ロガー本体を起動した際に有効となります。
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設定が完了したら、「Racing Analyzer」を終了し、ロガー本体の電源をOFFにします。
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ロガー本体の電源を再度ONにします。
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ロガー本体が起動したら、設定した暗号化キー (パスワード) で、Wi-Fi接続できるかを確認してください。
5. ファームウェア
「Tログ プチ」および「Tログ プチⅡ」のシステムアップデートを行う際に使用します。
