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コントローラ設定

コントローラ設定画面の表示方法

  1. コントローラとPCをLANケーブルで接続し、コントローラの電源をONにします。

  2. コントローラ起動後、Racing Analyzerを開きます。

  3. メインウィンドウのツールタブより、「コントローラ設定」ボタンをクリックします。

  4. コントローラの設定および状態が確認できる、コントローラ状態ウィンドウが表示されます。

Tips

正しく接続された場合は、画面下部に接続完了のメッセージが表示されます。

接続に失敗した場合は、以下のエラーメッセージが表示されます。

状態表示

スピード(km/h)

車両の車速パルスをコントローラに接続している場合、車速をリアルタイムに表示します。

Note

正確に表示させるためには、後述のパルス信号の設定を行う必要があります。

エンジン回転数(RPM)

車両のエンジン回転数パルスをコントローラに接続している場合、エンジン回転数をリアルタイムに表示します。

Note

正確に表示させるためには、後述のパルス信号の設定を行う必要があります。

ギア

車速とエンジン回転数から、現在のギアポジションをリアルタイムに表示します。

Note

  • 正確に表示させるためには、後述のギアポジションの設定が正しく行われている必要があります。
  • 車両が半クラッチ状態や、バック状態などの場合、正しくギアポジションが表示されないことがあります。

ペダル

ペダルストロークセンサをコントローラに接続している場合、アクセルペダル・ブレーキペダルのストロークをリアルタイムに表示します。

Note

正確に表示させるためには、後述のペダルセンサの設定が正しく行われている必要があります。

ロガー

ロガータブより、走行ログの記録開始および終了の操作を行うことができます。

「ロギング開始」ボタンより、走行ログの記録開始、「ロギング停止」ボタンより、走行ログの記録終了を操作します。

Warning

正しく走行ログが記録できない場合、画面下部にエラーメッセージが表示されます。

ステータスコードの詳細については、Vehicle Embedded Device Box 取扱説明書の「その他 - ステータスコードについて」を参照してください。

Vehicle Embedded Device Box 取扱説明書

GPS受信機

GPS受信機タブより、GPSから受信した測位情報をリアルタイムに確認することができます。

Note

GPS受信機が接続されていない場合や、GPS衛星を捕捉できない場合は、以下のように表示されます。

コントローラとの接続や、GPS受信機の設置場所を再確認してください。

パルス信号

パルス信号タブより、スピードパルス(車速パルス)信号、エンジン回転数パルス信号の設定および、設定状態の確認を行うことができます。

パルス情報を使用する場合は、必ず設定してください。

設定は、スピードパルス信号および、エンジン気筒数を、ボタンをクリックして設定してください。

  • パルス設定は、設置する車種・メーカーによって設定する値が異なります。

  • 設置する車両のパルス設定が不明な場合は、実際に走行して最適な値を設定してください。

Danger

実際に走行しながら設定する場合は、同乗者が操作するなど、安全に十分配慮してください。

Note

  • 車速や、エンジン回転数を正しく取得するためには、パルス信号情報を設定しておく必要があります。
  • 本設定は、コントローラに記憶されます。記憶後は、コントローラの電源投入時に、記憶された設定が自動的に適用されます。

温度・圧力センサ

温度・圧力センサタブより、各種温度センサと油圧センサのON/OFF設定および、温度センサと油圧センサの設定状態の確認を行うことができます。

Warning

誤動作の原因となるため、温度センサおよび油圧センサを接続していない場合は、必ずOFFに設定してください。

Note

本設定は、コントローラに記憶されます。

記憶後は、コントローラの電源投入時に、記憶された設定が自動的に適用されます。

また、液晶メータをご使用の場合は、各種センサーのワーニング値を設定することができます。

色表示ワーニング

指定したワーニング値を上回った、または、下回った場合、値の表示色を変更して警告する機能です。

色表示ワーニングを使用する場合は、色表示のスライダを有効化し、ワーニング値を入力してください。 最後に設定ボタンを押すと、設定が確定されます。

Note

本設定は、コントローラに記憶されます。

記憶後は、コントローラの電源投入時に、記憶された設定が自動的に適用されます。

ポップアップ表示ワーニング

指定したワーニング値を上回った、または、下回った場合、画面の一番上に飛び出して警告する機能です。

ポップアップ表示ワーニングを使用する場合は、ポップアップ表示のスライダを有効化し、ワーニング値を入力してください。 最後に設定ボタンを押すと、設定が確定されます。

Note

本設定は、コントローラに記憶されます。

記憶後は、コントローラの電源投入時に、記憶された設定が自動的に適用されます。

ペダルセンサ

ペダルセンサタブより、使用するペダルセンサのON/OFF設定および、ペダルキャリブレーション設定を行うことができます。

ペダルストロークセンサを接続している場合は、ペダルセンサをONに設定し、キャリブレーション設定を行ってください。

Danger

アクセルペダルのキャリブレーション設定を行う際は、車両のエンジンが停止したACC状態などで実施してください。

エンジンが始動状態の場合、空ぶかしにより車両に不具合が発生する可能性があります。

Warning

誤動作の原因となるため、ペダルストロークセンサを接続していない場合は、必ずOFFに設定してください。

Note

  • 本設定は、コントローラに記憶されます。記憶後は、コントローラの電源投入時に、記憶された設定が自動的に適用されます。
  • ストローク表示が正しく反映されない場合は、キャリブレーション設定を行ってください。

項目の説明

  • ペダルストローク: センサの値および、キャリブレーション結果から計算されたペダルのストローク量を0~100の値で表示します。
  • 生の値: センサが取得した値を表示します。
  • キャリブレーション: キャリブレーションで設定された最小値(ペダル全閉値)および、最大値(ペダル全開値)を表示します。

キャリブレーション方法

  1. ペダル全閉状態で、「最小値」ボタンをクリックします。
  2. ペダル全開状態で、「最大値」ボタンをクリックします。
  3. ペダルを操作して、ペダルストローク表示が正しく動作するか確認してください。

コントローラ

コントローラタブより、コントローラの状態を確認することができます。

また、コントローラの再起動やシステムアップデートを行うことができます。

Note

ステータスコードの詳細については、Vehicle Embedded Device Box 取扱説明書の「その他 - ステータスコードについて」を参照してください。

Vehicle Embedded Device Box 取扱説明書

再起動について

コントローラが異常な動作をする場合などは、以下の手順で、コントローラの再起動を行ってください。

  1. コントローラに、操作スイッチを接続します。
  2. コントローラとPCをLANケーブルで接続し、コントローラの電源をONにします。
  3. コントローラ起動後、Racing Analyzerを開き、「再起動」ボタンをクリックします。
  4. メッセージが表示されるので、「はい」ボタンをクリックして、再起動を実行します。

    Note

    再起動を実行すると、画面下部に、以下のメッセージが表示されます。

  5. 再起動が完了するまで、1分程度お待ちください。

    Warning

    再起動が完了するまで、コントローラの電源を絶対にOFFにしないでください。

    Note

    • 再起動が開始すると、操作スイッチのすべてのLEDが消灯します。
    • 再起動が完了すると、操作スイッチのLEDが再度点灯します。
  6. コントローラ再起動後、コントローラ状態ウィンドウを閉じて、再度開いてください。

  7. 画面下部に、以下のメッセージが表示されていると、再起動は完了です。

システムアップデートについて

USBメモリメンテナンスの「コントローラ/液晶メータアップデータ 更新」を行った場合、システムアップデートを行うことができます。

Note

システムアップデートの詳細については、Vehicle Embedded Device Box 取扱説明書の「使用方法 - システムアップデートについて」を参照してください。

Vehicle Embedded Device Box 取扱説明書

ギアポジション

ギアポジションタブより、ギアポジションの設定および、設定状態の確認を行うことができます。

ギアポジションの設定は、以下のいずれかの方法で設定することができます。

  • 実際に走行中の車速およびエンジン回転数から設定する
  • 各ギアの車速およびエンジン回転数を手動入力して設定する

正確な値を設定するためには、実際に走行中の車速およびエンジン回転数から設定されることをお勧めします。

Danger

実際に走行しながら設定する場合は、同乗者が操作するなど、安全に十分配慮してください。

Note

  • ギアポジション機能は、車両の車速パルスおよびエンジン回転数パルスをコントローラに接続する必要があります。
  • 車速や、エンジン回転数を正しく取得するためには、パルス信号の設定が完了している必要があります。
  • 本設定は、コントローラに記憶されます。記憶後は、コントローラの電源投入時に、記憶された設定が自動的に適用されます。

実際に走行中の車速およびエンジン回転数から設定する

走行中に、各ギアのボタンをクリックすると、クリック時の車速とエンジン回転数がセットされます。

1速で走行中に1速のボタン、2速で走行中に2速のボタンと、車両に搭載されているすべてのギアポジションを設定してください。

すべてのギアポジションを設定したら、「設定」ボタンをクリックして、設定を有効化してください。

各ギアの車速およびエンジン回転数を手動入力して設定する

設定するギアのボタンをクリックした後、車速およびエンジン回転数をキーボードから入力します。

車両に搭載されているすべてのギアポジションを設定してください。

すべてのギアポジションを設定したら、「設定」ボタンをクリックして、設定を有効化してください。

Wi-Fi

Wi-Fiタブより、Wi-Fiアクセスポイントの設定を行うことができます。

お手持ちのスマートフォンやタブレットで、Wi-Fi接続を使用した連携機能を使用する場合は、アクセスポイントの情報を設定してください。

アクセスポイント機能

現在設定されているSSID(アクセスポイント名)の確認および、アクセスポイント機能のON/OFF設定を行うことができます。

Note

アクセスポイント機能のON/OFF設定値は、コントローラに記憶されません。

コントローラの電源投入後、ご使用になる際にアクセスポイント機能をONにしてください。

無線LAN(Wi-Fi)設定

SSID(アクセスポイント名)および、ネットワークキー(パスワード)を設定することができます。

設定は、SSID(アクセスポイント名)および、ネットワークキー(パスワード)を入力し、「設定」ボタンをクリックして設定してください。

Warning

アクセスポイント機能を使用する場合は、必ずSSID(アクセスポイント名)を変更してください。

周辺に同じSSIDが複数存在すると、スマートフォンなどから接続できないなど、誤動作の原因となります。

Info

  • SSID(アクセスポイント名)の初期設定値は、「VEDB_AP」です。
  • SSID(アクセスポイント名)は、他の無線LANとの混信を避けるため、ユニークかつ、自分で判別しやすい名称を設定してください。
  • ネットワークキー(パスワード)は、他人に推測されにくい情報を設定してください。
  • ネットワークキー(パスワード)は、8文字以上の文字列で設定してください。

Note

  • 設定は、次回コントローラの起動時に有効となります。
  • 本設定は、コントローラに記憶されます。設定後、アクセスポイント機能を有効化した際に、記憶された設定が自動的に適用されます。

液晶メータ

液晶メータタブより、時間に応じてディスプレイの明るさを抑える、時刻連動減光機能の開始時刻および終了時刻を設定することができます。

時刻連動減光機能は、主に夜間の時間帯で設定していると便利です。

開始時刻および終了時刻を入力し、「設定」ボタンをクリックして、設定を有効化してください。

Note

  • 本設定は、コントローラに記憶されます。記憶後は、コントローラの電源投入時に、記憶された設定が自動的に適用されます。
  • 時刻連動減光機能のON/OFFの切り替えは、液晶メータより設定できます。