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車載動画連携

車載動画連携では、走行ログファイルと車載動画を連携させることができます。

走行ログファイルと車載動画を連携させることで、車載動画の再生と照らし合わせた、走行ログデータの解析が行えます。

走行ログデータと車載動画ファイルの連携

はじめに、取得した走行ログファイルに対応する車載動画ファイルの連携(関連付け)を行います。

  1. 走行ログファイルを読み込みます。

  2. メインウィンドウの「車載動画」ボタンをクリックして、「連携設定」を選択します。

  3. 動画連携設定ウィンドウが表示されます。

    Note

    動画連携設定ウィンドウの上部には、読み込んだ走行ログファイルのファイル名が表示されます。

  4. 「追加」ボタンをクリックして、連携する車載動画ファイルを選択します。

    Note

    「追加」ボタンを使用せず、読み込む車載動画ファイルを「連携している車載動画ファイル」のウィンドウにドラッグ&ドロップすることでも読み込むことができます。

  5. 連携設定をする車載動画ファイルをクリックして選択し、「連携設定」ボタンをクリックします。

  6. 動画連携の設定を行う「動画連携 同期設定ウィンドウ」が表示されます。

車載動画と走行ログファイルの時間軸を位置合わせ

つぎに、車載動画ファイルの時間軸と走行ログファイルの時間軸の連携設定(位置合わせ)を行います。

車載動画ファイルの時間軸と、走行ログファイルの時間軸の任意の1点を以下の手順にて合わせてください。

  1. 動画と速度グラフを操作して、動画の再生位置に対応する、速度グラフの位置を合わせます。

    Point

    • 速度グラフは、マウスホイールを使用して時間軸の拡大・縮小ができます。
    • 位置合わせの際、フィニッシュラインの通過点を基準にすることで、位置合わせがしやすくなります。
    • 動画と速度グラフの操作方法については、後述の「動画の基本操作」および「速度グラフの基本操作」を参照してください。
  2. 「現在の位置でリンク」ボタンをクリックして、動画の再生位置と、速度グラフの位置を連携させます。

  3. 動画を再生して、上記2.で設定した動画の再生位置と、速度グラフの位置の位置が合っているかを確認します。
    位置がずれている場合は、上記1.~2.の手順を繰り返して、再度確認してください。

  4. 動画の連携位置の確認が終了したら、「OK」ボタンをクリックします。

  5. 「動画ファイル連携情報付きのRADファイルを作成」にチェックを入れて、「OK」ボタンをクリックします。

    Warning

    「動画ファイル連携情報付きのRADファイルを作成」にチェックを入れずに「OK」ボタンをクリックした場合、設定した連携情報は走行ログデータ内に保存されません。

    Racing Analyzerを終了すると、設定した連携情報は消えてしまいますので、ご注意ください。

    Note

    「動画ファイル連携情報付きのRADファイルを作成」を行うと、上記手順で設定したリンク情報が保存された走行ログファイルを作成します。

    次回以降走行ログファイルを開く際は、作成された走行ログファイルを開くことで、位置合わせの手順を省略することができます。

    • データのファイル名の先頭に「LINKED」が付加されたファイル名で新規作成されます。
    • 作成された連携情報付き走行ログデータは、読み込んだ走行ログデータと同じ場所に作成されます。
    • すでに同じ名前の連携情報が保存された走行ログデータが存在する場合、上書きされます。

連携設定画面について

動画の基本操作

・再生/一時停止

ボタンをクリックすると、動画を再生および一時停止することができます。


・シーク

動画の位置を進めたり、戻したりすることができます。

シークボタンについて

ボタン 内容
動画を5秒戻します。
動画を1秒戻します。
動画を0.1秒戻します。
動画を0.1秒進めます。
動画を1秒進めます。
動画を5秒進めます。

・フレーム移動

ボタンをクリックすると、動画をコマ送りで進める、戻すことができます。


・シークバー

バーを操作して、動画を任意の位置に進める、戻すことができます。


・再生速度

ボタンを操作することで、0.2~2.0倍速の間で再生速度を変更することができます。

再生速度ボタンについて

ボタン 内容
再生速度を初期値(1.0倍速)に戻します。
最大0.2倍速まで再生速度を落とすことができます。
最大2.0倍速まで再生速度を上げることができます。

速度グラフの基本操作

  • マウスでドラッグすると、グラフの表示位置を移動させることができます。

  • マウスのホイールを回転させると、ズームイン/ズームアウトします。

速度グラフの表示について

表示 内容
グラフの現在位置を示しています。
動画連携の設定の際に、この位置を動画の再生位置に合わせます。
フィニッシュラインの通過点を示しています。

・シークバー

バーを操作して、基準点の表示位置を、任意の位置に移動させることができます。


・フレーム移動

ボタンをクリックすると、基準点の表示位置を、コマ送りで進める、戻すことができます。

動画ファイル連携情報付きの走行ログファイルについて

・連携情報が正しく読み込めた場合

動画連携設定ウィンドウを表示した際、ファイル名の先頭に[OK]が表示されます。

・連携情報が正しく読み込めなかった場合

動画連携設定ウィンドウを表示した際、ファイル名の先頭に[NG]が表示されます。

Tip

[NG]が表示される理由として、以下の内容が考えられますので、ご確認ください。

・連携設定を行った車載動画のファイル名が変更されている場合

・連携設定を行った車載動画の保存先が変更されている場合

・連携設定を行った車載動画の保存先にアクセスできなかった場合

連携した車載動画の再生方法

  1. 動画ファイル連携情報付きのRADファイルを読み込みます。

  2. 再生するデータにチェックを入れて、選択します。

  3. メインウィンドウの「車載動画」ボタンをクリックして、「再生」を選択します。

  4. 動画ウィンドウが表示され、動画の再生を行うことができます。

Note

再生するデータを複数選択すると、動画ウィンドウも選択した数に応じて表示されます。

連動メータの表示方法

  1. 動画ファイル連携情報付きの走行ログファイルを読み込みます。

  2. 表示するデータにチェックを入れて、選択します。

  3. メインウィンドウの「車載動画」ボタンをクリックして、表示する連動メータを選択します。

  4. ゲージウィンドウが開き、選択した連動メータが表示されます。

  5. 連携した車載動画と同時に連動メータを表示すると、車載動画の再生位置と連動してメータ表示されます。

車載動画連携の活用について

車載動画連携を行うと、車載動画を用いた走行ログデータの解析を行うことができます。

連携した車載動画と同時にトラックビューやグラフビューを開くと、車載動画の再生位置と連動して、トラックビューやグラフビューに走行位置が表示がされるので、より詳細なデータ解析を行うことが可能になります。

・車載動画とトラックビューを同時に開いた場合

・車載動画とグラフビューを同時に開いた場合