トラックビュー

トラックビューでは、取得した走行ログデータの走行軌跡の確認および解析などを行うことができます。

また、Vehicle Embedded Device Box コントローラ/Tログ/TログⅡのラップタイム・セクタタイム計測機能で使用する、タイム計測ライン(スタートライン・フィニッシュライン・セクタライン)を作成することができます。

Note

Tログ[プチ]/Tログ[Lite]をお使いの場合、保存したトラックデータをラップタイム計測機能に使用することはできません。

トラックビューの表示方法

走行ログデータを読み込みます。
表示するデータにチェックを入れて、選択します。
「トラックビュー」ボタンをクリックすると、トラックビューが表示されます。

Note

表示するデータを選択する際に、チェックボックス横のボックスをクリックすると、トラックビューで表示する走行軌跡の表示色を選択することができます。

基本操作

マウスでドラッグすると、表示位置が移動します。
マウスのホイールを回転させると、ズームイン/ズームアウトします。

トラックタブ

トラックの選択

トラック名のドロップダウンより、表示するタイム計測ラインを選択することができます。

あらかじめ設定されているトラックデータではなく、ユーザ自身で作成したタイム計測ラインで、走行ログデータを表示する場合などに使用します。

Note

トラック名の先頭に「*」が付加されているトラックは、本ソフトウェアにあらかじめ設定されているトラックデータを示しています。

トラックの保存

作成したタイム計測ライン(スタートライン・フィニッシュライン・セクタライン)を、トラックデータとして保存することができます。

保存名の入力欄に保存するトラック名を入力し、右側のアイコンをクリックすると、保存できます。

Warning

保存せずにトラックウィンドウを閉じた場合、作成したタイム計測ライン情報は失われます。

Note

保存名(トラック名)には、英数字のみ使用できます。

Note

タイム計測ラインの作成方法については、任意のタイム計測ライン作成を参照してください。

Note

保存したタイム計測ラインは、USBメモリメンテナンスを実行することで、Vehicle Embedded Device Box コントローラ/Tログ/TログⅡのラップタイム計測時に使用することができます。

Note

Tログ[プチ]/Tログ[Lite]をお使いの場合、保存したタイム計測ラインをラップタイム計測時に使用することはできませんので、ご注意ください。

なお、Racing Analyzerでの解析には、保存したタイム計測ラインをご使用いただけます。

凡例表示

ボタンをクリックすると、トラック上に表示されている走行ログデータの詳細(表示色・名称など)を表示します。

操作モードボタン

操作モードボタンより、各種操作を切り替えることができます。

・スクロール

マウスでトラック上を移動できる基本のモードです。

・詳細

走行ログデータをドラッグしながら選択すると、選択中のデータに紐づく関連データを表示します。

Note

表示される内容は、走行ログデータの内容によって異なります。

他の解析ウィンドウに同期するデータが存在する場合は、連動した強調表示を行います。

・ライン追加/ライン削除(スタートライン・フィニッシュライン)

スタートライン・フィニッシュラインの追加および削除ができます。

ライン追加の場合は、「スタートライン追加」「フィニッシュライン追加」ボタンをクリックした後、トラック上で開始点と終了点を選択します。

ライン削除の場合は、「スタートライン削除」「フィニッシュライン削除」ボタンをクリックします。

Note

スタートライン・フィニッシュラインは、開始点と終了点を選択した後、自動的にラインが延長されることがあります。

これは、走行ログの位置情報データにずれがあった場合でも、ラップタイムを計測できるようにするためです。

Note

「フィニッシュライン追加」ボタンをクリックした際に、スタートラインがすでに設定されている場合は、スタートラインと同じ位置にラインを設定するか、選択することができます。

・ライン追加/ライン削除(セクタライン)

セクタラインの追加および削除ができます。

セクタラインを追加する場合は、「セクタライン追加」ボタンをクリックした後、開始点と終了点を選択します。

Note

走行ログの位置情報データには、ずれが発生するため、トラックよりも長めに開始点と終了点を選択されることをお勧めします。

セクタラインを削除する場合は、「セクタライン削除」ボタンをクリックした後、削除するセクタラインを選択します。

トラックツールタブ

走行軌跡点強調表示

ボタンをクリックすると、走行ログデータの走行軌跡を強調表示させることができます。

表示縮尺の初期化

ボタンをクリックすると、初期表示状態の表示縮尺(ズームレベル)・位置に設定することができます。

回転

回転角度を指定して、トラックを回転させることができます。

回転角度は、ボックスに角度を直接入力したり、ボックスの「▲」「▼」ボタンや、「＋」「－」ボタンを操作することで指定できます。

トレースタブ

トレース機能では、走行ログデータのアニメーション表示を行うことができます。

トラックビューでトレース表示しているデータが、他の解析ウィンドウにも存在する場合、アニメーションと連動して表示されます。

トレース表示

チェックボックスをクリックすると、トレースアイコンの表示/非表示を切り替えることができます。

操作モード

・再生/停止

ボタンをクリックすると、アニメーションを再生および停止することができます。

・進む/戻る

ボタンをクリックすると、コマ送りでトレースアイコンを進める、戻すことができます。

・初期位置

ボタンをクリックすると、トレースアイコンをデータのスタート位置に戻すことができます。

・シークバー

バーを操作して、トレースアイコンを任意の位置に動かすことができます。

・再生速度

ドロップダウンより、アニメーションの再生速度を設定することができます。

・追随

複数の走行ログデータを表示している場合、どのデータを中心表示としたアニメーションを行うか設定することができます。

個別操作

複数の走行ログデータを表示している場合、ドロップダウンより対象のデータを選択することで、データごとに個別に、トレースアイコンを進める、戻すことができます。

トレース機能で複数のデータを再生していると、トレースアイコン同士の位置の差が広がって、データの比較がしづらくなる場合があります。

そのような場合に、個別操作を使用することで、トレースアイコンを任意の位置に変更し、位置を揃えることで、データの比較がしやすくなります。

個別操作ボタンについて

ボタン	内容
	走行軌跡点を5個飛ばしで戻ります。
	走行軌跡点ごとに戻ります。
	走行軌跡点ごとに進みます。
	走行軌跡点を5個飛ばしで進みます。

トレースツールタブ

メーター表示

ドロップダウンより、データおよびメータの種類を選択し、「表示」ボタンをクリックすると、メータが表示されます。

トラックビューでトレース表示しているデータがある場合、アニメーションと連動してメータ表示されます。